英語がそこまでできないテレビ好きがおすすめするアメリカのバラエティー番組。今回は、夫婦で見ても盛り上がるバラエティー番組をご紹介。
Shark Tank
日本で昔流行ったTV番組「マネーの虎」。
泥臭さの漂う社長達 ”虎” が、起業したい人のプレゼンテーションを聞いて、暑苦しく激しく言い合って、投資するか決める番組。このパッケージを買って作られたアメリカバージョン「マネーの虎」は、トラではなくてサメ!スケールもアメリカンサイズだった!
スマートでインテリジェントなシャークたち
アメリカ版に出てくる社長達 ”シャーク”は、桁違いのお金持ち。見た目も英語もふるまいも、とにかくスマートだ。 シーズンによって多少の変化はあるので、比較的描きやすかった上の3人をご紹介。
生活用品の神 Lori Greiner
ロリは、出てない回はないし、もうシャークタンクが一番の仕事だよねっていう女性。特に、Bed Bath& Beyondをはじめとする生活用品店に売るものを得意としている。顔のオーバーリアクションと、辛辣なおじさんたちへのツッコミ係。
これまで、120の特許と、600以上の製品にかかわっているらしい。
ミスターワンダフル Kevin O'leary
全体を回したり、ひねくれ役を担いやすい、ケヴィン。TV番組会社から始めて、ソフトウェア会社などなどをしているらしい。なぜかミスターワンダフルと呼ばれているし、自分でも呼んでいる。
次期大統領!?Mark Cuban
この人は有名なので、日本語の解説があったので引用してみよう。
ピッツバーグに生まれ、1982年ダラスに移り住み、システム技術の会社を起こして成功、会社をパソコン通信大手のコンピュ・サーブに売却して巨万の富を得る。’95年大学の後輩のトッド・ワーグナーと、世界のスポーツ番組を聞きたいという動機からインターネット放送局、ブロードキャスト・ドット・コムを創設、株主総会の実況中継などで急成長する。’99年同社を57億ドルで売却。2000年利益の一部で米プロバスケットボール協会(NBA)のダラス・マーベリクスを買収し、オーナーに就任。低迷していたチームをプレーオフの常連に育て上げる。またヤフー副社長を務めた
さらには、最近、大統領に次立候補するかも!?というニュースも流れた。楽しみ。
スマートな交渉術の勉強に!
この番組での交渉は、投資はするか・しないかではなく、いくらの投資で何%の株をもらうのかという交渉も含まれる。
さすが大富豪、交渉術もスマート。
エンタープレナーたちのプレゼンを聞いて、まずは褒め、様々な角度から質問をして、案件の投資価値を見極める。彼らのバックグラウンド、競合他社、優位な点、投資されたお金の目的、そのほか様々なことを、やさしく、時に辛辣に聞いて、交渉していく。
それでも人と内容によって、態度を大きく変えるシャークもいる。例えばミスターワンダフルは、日本ではポピュラーなフェイクのウェディングケーキを「偽物のケーキで愛を誓ったら、あなたへの愛は偽物ですよって言ってるようなもんやんか!」とバカにしたような態度。その姿は、もはや怖い上司。何を言っても否定されるエンタープレナー。ひぃー!
特に、これまでの売上を聞いて、急に態度を変えるシャークたち。これは投資し甲斐があると判断すると、そこからはシャーク同士の戦い。いかにエンタープレナーの気持ちを惹くことができるかを、相手より自分の優位性を説明したり、金額を上げたり、割合を下げたり、自分の事業とのマッチング案を提案したり・・・。交渉には、こんなパターンがあるのか!という発見を得ることができる。
さらには、英語もスマートで美しい。真似はできなくとも、リズムとか立ち居振る舞いを感じるだけでも勉強になる・・・気がしている。笑
新しい事業で時代の波を感じに!
これから伸びたいエンタープレナーなので、出てくるものは最新事業ばかり。
少し古いシリーズを見ると、ラウンドワンでおなじみのバブルサッカーが最新スポーツとして出ていてビックリした。最近だと、自分の子供の描いた絵をぬいぐるみにしてくれるサービスや、捨て猫の猫カフェ(猫カフェはアメリカでは珍しいらしい)などなど。
エンタープレナーには、小学生や中学生が出てくることもある。親と一緒に何か仕事になることを考えることが、子供の成長に役立つと思って始めた人が多い。その歴史から自分で道を切り開くことが大切になるアメリカの教育の姿勢が見える気がする。
そして、アメリカ中から集まるエンタープレナーを見ていると、「私も何か起業できるんじゃない!?」という気がしてくる。
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