American serendipity

ニューヨークの駐妻が日本に帰国し再びアメリカのどこかへ

アメリカの幼稚園・小学生の放課後 人気の遊びとプレイデートの注意点と英訳

日本とアメリカの子育てのギャップにたった1年住んだだけでも驚くことが多い。

その1つが放課後に何をしているか。幼児~小学生連れのアメリカ駐在の方には参考になるかと思います。住む地域はもちろん、住む家と周りの子供の人数によって大きく異なると思いますが。

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アメリカの子供たちは、放課後に習い事をしている子供は少ない。母親も在宅で仕事をしている場合が多い。

そこで、スクールバスで帰宅後、近所の子供同士で家の前で日が沈むまで遊んでいる。我が家は40軒ほどが1つのサークルにあるため、そのサークルの真ん中で、4歳から12歳まで一緒になって遊んでいる。

私親1人・我が子含めて子供6-10人で連日外に一緒にいるため、メジャーな遊びや、注意点も見えてきたので、ご紹介します。

 

 

注意点①家が見えない公園などに行くときは親の許可と監督を

日本と違って、アメリカは子供を家や車で留守番させてはいけない・どこに行くにも大人の同伴が必要ということは聞いたことがあると思います。

家の前で遊んでいる分には、親がいなくてOKという考えのご家庭でも、玄関から見渡して声の届く範囲がOKなだけ。公園に行きたいと子供たちが言って、たとえ一緒に同伴する場合でも、親への確認が必要です。

子供たちが携帯をずっと持っておくことが条件になる場合もあり、公園で遊ぶ間に預かる係になることも…

 

注意点②家の中に入れる時も一言確認

急に雨が降ってきたり、すごく寒い日、子供を誘いに来たお友達が待ってる間にだんだん家に入ってくることも。

そのまま居座りそうな場合、親に一言言ってくるようにお願いしています。

以前、土砂降りの雨の中走って入ってきて、タオルを持ってきたりドタバタしてるうちに、この一言を忘れてしまい、お母さんが迎えに来たことがありました。(その数時間前に我が家でプレイデートしていたので、お母さんももしや…!?と思ったようです。)

 

注意点③家で遊べばプレイデート

プレイデートすると言うと、お母さん同士が事前の連絡して日時を約束して…というイメージですが、我が近所の子はピンポン鳴らして「今からプレイデートしていい?」と家にやってきます。

おうちで遊ぶ=プレイデートみたいです。

何かと理由をつけて、終わりの時間だけ決めておくのが吉。日照時間が季節によって大きく異なるからか、日本のように17時や18時位には帰らなくちゃかな?みたいな概念はありません。ご飯の時間もすごく遅いご家庭も多いので、事前に調整しておかないと焦ってしまうことがあります。

 

注意点④公共の物の破損の危険がある場合は大人が注意。

アメリカの郊外に住んでいる子供達は、広い芝生に広い家に住んでいるからか、動きが大胆。すぐ木に登るし、すぐ芝生で側転します。

なので、郵便受けを何かに見立てて遊んだり、消火栓に登ったりします。が、これらは公共のものなので、危険そうな場合は必ず注意した方がよさそうです。

 

さて、ここからは年齢差があっても一緒に遊べるメジャーな遊びのご紹介。

遊びはじめのころ、子供から「ママ、○○で遊びたいから英語でみんなに言って」と言われて単語がわからず困り果てたことも。なので、駐在前に知っているといつか役に立つかもしれません。

 

①かくれんぼ hide and seek

広大な芝生があるにもかかわらず、大抵エリアを決めずに始まります。(たまに、しっかり者のおねえちゃんがいるときは、決めますが、守らない子もいます。)

鬼(It)は目をつぶって数を数えますが、「Ready or not, Here I come!」と、「もういいかい」無しに探しに出かけます。

そして「Found You!!」と言って見つけます。

 

②鬼ごっこ tag

「Let's play tag!」と始めるお行儀の良い鬼ごっこもあれば、You're it! と叩かれて、急に始まる鬼ごっこもあります。それで、いきなり母が鬼になることもあります。

つかまれたときは「tag!」「I got you!」と言ってタッチしています。

 

 

③ハンカチ落とし duck duck goose

アメリカはハンカチが無くても遊べるハンカチ落としです。そもそもハンカチを持っている子供達を見たことがありません。

日本と同じように、みんなで丸くなって座ります。

鬼(it)は、1人1人の頭をポンっとしながら、Duck,Duck,Duck,と回っていきます。

GOOSE!と言われながら頭をポンとされた人が、日本のはんかち落としでいうハンカチを落とされた人。

なので、鬼を追いかけます。鬼はぐるっと一周回って、GOOSEと言われた人のところに座ればセーフ。

また次の鬼が回ります。

このとき、Duckの言い方をいろいろ変えるのが子供たちは楽しいみたいです。

 

④だるまさんがころんだ green light red light

日本のだるまさんがころんだは、木などの目印に鬼が立っているイメージですが、アメリカでは普通に何もないところから何もないところで行います。

Green Lightと言いながら後ろを向いて、Red Lightと言いながら振り返る。

その間にみんなは”Freeze”して動きません。タッチしたら勝ち。

特にGreen Lightを言わない子もいます。

 

⑤ごっこ遊びは突然に…

日本では「じゃあ私がレストランの店員さんで、〇〇ちゃんがお客さんね」と設定から入るイメージのあるごっこ遊び。

うちの近所の子達は突然始まります。

ちょっとした隙間を見つけたら、1人がHellooo! This is Star bucks! How can I help yooooou!!とか言い出します。

そしてお友達が並んで、Hot coffee pleeeeease!!と応じます。他のお友達は並んでみたり、アシスタントになってみたり、こぼしてみたり、オーダーを間違えてみたり、楽しそうなのは日米変わらずですね。