ニューヨークから近郊旅行でトロントや、ケベック、モントリオールに行く時は、ツアーを頼まず、個人で飛行機を取り、旅行保険無しに行く場合が多いと思う。そんな時に航空会社都合での遅延・欠航に当たってしまったら・・・。
そんな感じで、エアカナダのシステムトラブルによる欠航に巻き込まれた私達。
万が一、同じことに遭遇する人が今後でた場合の参考になるように経験をまとめてみた。
まずは欠航の原因と、飛びそうな便で空いている便を情報収集
自分が予約しているフライトが今日中に飛ばないとわかったら、まずは欠航の原因を調べよう。天候が理由の場合は航空会社は何もしてくれないが、システムトラブル・航空機や人員のやりくりができないといった航空会社の都合が理由の場合、航空会社は色々と対応をしてくれることがある。
そして、Expediaなどを使って、当日に飛びそうで席が空いている便がないか・次の日の早い時間で席が空いている便がないかあらかじめ調べておこう。もしニューヨークに戻る便の場合、ニューアーク・ラガーディア・JFK全て見て、情報をまとめておこう。
もし乗り継ぎ便の途中で遭遇してしまった場合は、航空会社の対応は手厚いはずなので、このあたりは飛ばしてもOK。
また、どうしても急いでいる場合は、トロント~ニューヨークの長距離バスもあるので、念のため確認しておこう。
次にチェックインカウンターで進められる所まで進める
チェックインカウンターに行くと、改めて予約している便が欠航していることを告げられる。さらに、振替で次の日のいつの便が仮押さえされているかを告げられる。
航空会社都合の場合、「バウチャーがもらえるから、××番カウンターに行って」といったことも添えられる。
ここでの交渉は2つ。
1つ目は、自分が仮押さえされている便の変更。当初の目的地の空港着の便で空いている便で変更されているため、残りの2つの空港着を含めると、より早い便での空きを情報収集できている可能性が高い。その場合は、チェックインカウンターで変更をお願いしよう。
当日は、預けている荷物がなければ、ニューヨークの3つの空港どれでもスタンバイすることが可能らしいので、急いでいる場合はとりあえず一番早い便を確保しよう。
2つ目は、何がもらえるかの確認。係員さんによって知識の差が激しいため、どれだけ有用な情報が得られるかは運次第だが、××番カウンターに行ったら何がもらえるのか確認しておこう。詳しければ詳しいほど、次のカウンターでの交渉が楽になる。
もし天候が理由の場合でも、ホテルを割引価格で予約ができるはずなので、聞いてみよう。
もし荷物を預けた後に欠航が決まった場合もチェックインカウンターで色々聞いてから××番カウンターに行く方がよさそう。
長い長い待ち時間の間にすべきこと
システムトラブルが原因の場合、数十便の欠航が出ていたため、××番カウンターの行列の長さは尋常ではなかった。しかも、色々な状況の人がいるのに、行列は1列のみ。
小さい子供がいる人用のみ優先レーンが用意されているが、それでも全然 進まない。
最終的に、私達は4時間も待つことになった・・・。
この間にチェックインカウンターで得たもらえるバウチャーの確認を航空会社のホームページで確認することをオススメする。繰り返しになるが、係員さんによって知識の差が激しい。そんな時、頼りになるのは、先ほど聞いた別の係員さんの話と公式書類だ。
まずは、遅延と欠航のページ。
私が調べた時には、Air Canadaのホームページ内、カスタマーサービスのトピックスの中に「Flight Disruption」に詳細が記載されていた。
係員といざ交渉
ようやく順番が来たなら、事情を説明して、係員さんの指示を仰ごう。
もし調べた内容ともらえる内容が異なる場合は、チェックインカウンターでの話と公式書類を出して交渉だ。
もし空港で夜を明かす場合は、アメニティに加えて、ヨガマットももらえるみたいなので、聞いてみよう。(隣のカウンターの人がもらってた。)
我が家の場合は「どこかからの乗り継ぎじゃないと、ミールクーポンしか渡せない」と言われ、1時間交渉の末、ホテルとホテル~空港の往復のバウチャーをもらうことができた。これは、係員さんが良い感じの人だったという運の良さと、粘り勝ちだったと思う。
ミールクーポンは、空港内の全てのレストランで利用でき、1人20カナダドル。期限はなく、空港付近のレストランでも使えると言っていたように聞こえたが、疲れすぎて詳しく聞けなかった。レストランにはスタバも含まれるが、レジ前の軽いお菓子には使えても、マグカップやコーヒー豆には使えなかった。
結果、全て完了したのは23時半だったが、一部のお店は24時間テイクアウトをしているので、ご飯を買うことができた。更には、荷物を預けていなかったので、次の日の朝、予定よりも早い便にスタンバイで乗ることもできた。
結局エアカナダとしてどういう方針だったのか正解はわからない。何時間も待って何も得られない場合だってある。(そして、××番カウンターの行列を待っている時に、それを聞けそうな係員さんは皆無。)
それでも人事尽くして天命を待つ方が気分が良いと思うので、この記事を書くことにした。もし遭遇してしまった人がいれば、万事うまくいってスムーズに帰ってこれますように!
最後までお読みいただきありがとうございました!応援の意味も込めて、下のボタンをぽちっとしていただければ嬉しいです。涙